
ブールドネージュとスノーボールって、どう違うの?



名前が違うだけで、同じお菓子なのかな?
お菓子が好きな人なら、一度はこの疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?
どちらも粉砂糖をまとった白いクッキーで、見た目もそっくり。でも実は、材料や作り方に微妙な違いがあり、食感や風味にも差があるんです!
それを知らずに作ると「想像してた食感と違う…」なんてことも。せっかくなら、自分の好みに合ったお菓子を食べたいですよね!
そこで今回は、ブールドネージュとスノーボールの違いを徹底解説!
どちらがあなたの好みに合うのか、どんなシーンにぴったりなのかも詳しく紹介します。
この記事で分かること!
ブールドネージュ | スノーボール | |
---|---|---|
発祥 | フランス | アメリカ |
材料 | アーモンドプードルが基本 バター多め | くるみやピーカンナッツ バター以外を使うこともある |
食感 | ほろほろ&しっとり | サクサク&軽い |
味わい | アーモンドのコクを楽しむ | ナッツの香ばしさを楽しむ |
ブールドネージュとスノーボールの違い


日本ではスノーボールもブールドネージュも「粉糖をまぶした丸いクッキー」としてほぼ同じお菓子として扱われることが多いです。
「スノーボール」は英語由来で、「ブールドネージュ」はフランス語由来ですが、材料も似ています。
「ブールドネージュ」の方が高級感のある洋菓子ブランドやおしゃれなパッケージのお菓子に使われやすい傾向があります。
一方「スノーボール」の方が親しみやすい印象があり、カジュアルな商品に使われることが多いです。
ただし、厳密にいうと発祥や名称の由来、作り方に違いがあるんです。
一見するとそっくりなこの2つのお菓子ですが、それぞれの特徴を知ると違いがよく分かります。
- 材料の違い
- 形や食感の違い
- 発祥と文化の違い
材料の違い
ブールドネージュとスノーボールの材料は似ていますが、大きな違いもあります。
ブールドネージュは、アーモンドパウダーやバターを多く使い、リッチな口どけを生み出します。粉砂糖をたっぷりまぶすことで、より繊細な味わいになります。
スノーボールは、クルミやピーカンナッツなどのナッツ類を生地に混ぜ込み、香ばしい風味を引き出します。バターや砂糖の量も少し控えめで、より軽やかな味わいになります。



アーモンドのコクを楽しみたいならブールドネージュ、ナッツの香ばしさを味わいたいならスノーボールですね!
形や食感の違い
ブールドネージュとスノーボールは、どちらも丸い形ですが、食感に違いがあります。
ブールドネージュの食感:しっとり&ホロホロ
ブールドネージュは、アーモンドプードル(アーモンド粉)をたっぷり使用するため、口の中でほろほろと崩れるような食感が特徴です。
バターの風味とアーモンドのコクが合わさり、しっとりとした口当たりになります。
アーモンドプードルは、薄力粉だけで作るクッキーに比べて、グルテンが少なくなるため、歯ごたえのある「サクサク感」よりも「ほろほろ感」を強く感じる仕上がりになります。
また、粉砂糖をまぶすことで、さらに口どけの良さがアップし、甘さがまろやかに広がります。
スノーボールの食感:サクサク&軽やか
スノーボールは、くるみやピーカンナッツなどのナッツ類を使うことが多く、ブールドネージュに比べてやや「サクサク」とした食感になります。
また、ラードを使うレシピでは、より軽くサクッとした仕上がりになります。
バターを使った場合は少ししっとり感が増しますが、基本的にはブールドネージュよりも噛んだときの崩れ方がややしっかりしているのが特徴です。
さらに、ナッツの種類によっても食感が変わります。ほのかな苦味とカリッとしたアクセントが加わり、よりサクサク感が引き立ちます。



ほろほろ派ならブールドネージュ、サクサク派ならスノーボールですね!
ポルボロンとの違いは?
スペインにもブールドネージュに似たお菓子「ポルボロン(Polvorón)」があります。
ポルボ(polvo)は「粉」「パウダー」という意味で、ロン(ron)は「崩れる」という意味です
口に入れると崩れるほどの食感が特徴で、ブールドネージュよりもさらに繊細な作りになっています!
バター以外の材料はブールドネージュと同じで、バターの代わりにラードを使用する点がポルボロンの伝統的な特徴です。



食べるときに「ポルボロン」と3回唱えると幸せになれるという言い伝えがあります!
発祥と文化の違い
それぞれの発祥地にも違いがあります。
ブールドネージュはフランス生まれ。名前の意味は「雪の玉」で、雪のように真っ白な見た目が特徴です。フランスでは紅茶やコーヒーとともに楽しまれることが多いです。
スノーボールはアメリカやメキシコで広く親しまれています。「ロシアンティーケーキ」や「メキシカンウェディングクッキー」とも呼ばれ、クリスマスシーズンにも食べられます。



フランスの優雅なお菓子か、アメリカの伝統的なお菓子か、どちらを作るか悩みますね!
ブールドネージュの特徴と由来


ブールドネージュは、フランス発祥の焼き菓子で、口の中でほろほろと崩れる繊細な食感が特徴です。
アーモンドパウダーを使用したレシピが多く、バターのコクとナッツの風味が豊かに広がります。
紅茶やコーヒーと相性がよく、特別なお菓子としても親しまれています。
- フランス発祥のお菓子
- ほろほろ食感が魅力
- アーモンドパウダーを使うのが特徴
フランス発祥のお菓子
ブールドネージュ(Boule de Neige)は、フランスで生まれた伝統的な焼き菓子です。
「ブール(Boule)」はフランス語で「ボール・玉」、「ネージュ(neige)」は「雪」という意味。その名の通り、白くてコロコロとした見た目が特徴的です。
フランスでは紅茶やコーヒーのお供として人気があり、結婚式などのお祝い事でもよく登場します。



綴りは違いますが、フランス語ではバターも「ブール(beurre)」と言うんですよ!
ほろほろ食感が魅力
ブールドネージュの最大の魅力は、口の中でほろほろと崩れる繊細な食感です。
これは、バターの量が多く、粉の配合が工夫されているため。小麦粉だけでなく、アーモンドパウダーを加えることで、軽く口どけのよい生地に仕上がります。
そのため、噛むというよりも、口の中で自然に溶けるような感覚を楽しめます。



サクサクではなく、ふわっと崩れるのがポイントですね!
アーモンドパウダーを使うのが特徴
ブールドネージュのレシピには、アーモンドパウダーがよく使われます。
アーモンドパウダーを加えることで、香ばしさとコクが増し、よりリッチな風味に。さらに、粉の粒子が細かくなることで、ほろほろとした食感を生み出します。
アーモンド以外にも、ヘーゼルナッツやピスタチオのパウダーを使うアレンジもあります。



アーモンドの香ばしさが、食感と風味を引き立てますね!
スノーボールの特徴と由来


スノーボールは、アメリカやメキシコで親しまれている伝統的な焼き菓子です。
クルミやピーカンナッツをたっぷり使い、香ばしくサクッとした軽い食感が特徴です。
- アメリカ発祥のお菓子
- さっくり軽い口当たり
- クルミやピーカンナッツを使うことが多い
特にクリスマスや結婚式など、お祝いの場でよく食べられるお菓子です。
アメリカ発祥のお菓子
スノーボールは、アメリカやメキシコで古くから親しまれているお菓子です。見た目が雪の玉のように白く丸いことから名付けられました。
「ロシアンティーケーキ」や「メキシカンウェディングクッキー」とも呼ばれ、クリスマスや結婚式などのお祝いごとの際にもよく作られます。
地域によって名前は異なりますが、どれもナッツをたっぷり使い、粉砂糖でコーティングするのが特徴です。



国ごとに呼び方が違うのも面白いですね



ブールドネージュもスノーボールも、日本語では「雪の玉」なんですね!
さっくり軽い口当たり
スノーボールは、さっくりとした軽い食感が魅力です。
ブールドネージュのようなほろほろ感ではなく、ナッツの粒感を生かした食感が特徴です。小麦粉の配合がやや多いため、少し歯ごたえのある仕上がりになります。
一口食べると、バターの風味とナッツの香ばしさが広がり、シンプルながらクセになる味わいです。



サクッとした食感が好きな人にはぴったりですね!
クルミやピーカンナッツを使うことが多い
スノーボールのレシピでは、クルミやピーカンナッツを使うことが多いです。
ナッツを細かく刻んで生地に混ぜ込むことで、香ばしさとザクザクした食感が楽しめます。アメリカではピーカンナッツを使うことが多く、メキシコではクルミが主流です。
ナッツの種類を変えることで、味わいのバリエーションを広げることもできます。



ナッツの種類を変えてアレンジしても楽しめますね!
材料と作り方の違いを比較


ブールドネージュとスノーボールは見た目が似ていますが、材料や作り方にいくつかの違いがあります。
使用する材料や配合が異なるため、食感や風味にも違いが生まれます。
- 基本の材料と配合の違い
- 成形と焼き方の違い
- 仕上げの粉砂糖の使い方
それぞれの違いを知ることで、自分好みの食感に仕上げるヒントになります。
基本の材料と配合の違い
ブールドネージュとスノーボールでは、使う材料に違いがあります。
材料 | ブールドネージュ | スノーボール |
---|---|---|
小麦粉 | ○ | ○ |
アーモンドパウダー | ◎(多め) | △(入れないことも) |
ナッツ(クルミ・ピーカン) | △(ほぼ使用しない) | ◎(多め) |
バター | ◎(多め) | ○ |
粉砂糖 | ◎(生地にも使用) | ◎(まぶして使用) |
ブールドネージュはアーモンドパウダーを多めに使い、口どけのよい生地に仕上げます。
一方、スノーボールはナッツの食感を生かし、サクサクした食感を強調します。



食感の違いは材料の配合が大きく影響しているんですね!
成形と焼き方の違い
成形や焼き方にも、それぞれ特徴があります。
- ブールドネージュは、丸めた生地を冷蔵庫で休ませてから焼くことで、形が崩れにくくなります。
- スノーボールは、ナッツを含むため生地が少し崩れやすく、あまりこねすぎないことがポイントです。
- 焼成温度はどちらも160~170℃前後で、低温でじっくり焼くのがコツ。
焼きすぎると表面がひび割れたり、食感が硬くなったりするので注意が必要です。



オーブンの温度管理が美味しさのカギですね!
仕上げの粉砂糖の使い方
ブールドネージュとスノーボールは、どちらも仕上げに粉砂糖をまぶしますが、その使い方には違いがあります。
- ブールドネージュは、生地にも粉砂糖を使い、焼き上がり後にまぶしてしっとり感を出します。
- スノーボールは、焼き上がった後、温かいうちに粉砂糖をまぶし、その後さらにもう一度まぶしてしっかりコーティングします。
この工程により、ブールドネージュは口どけが良く、スノーボールはしっかりとした甘さが楽しめる仕上がりになります。



粉砂糖の使い方でも味わいが変わるんですね!
まとめ|ブールドネージュとスノーボールの違い
ブールドネージュとスノーボール、見た目はそっくりですが、実は材料や食感に違いがありましたね。
- ブールドネージュ はフランス発祥で、アーモンドプードルを使った ほろほろ&しっとり 食感。
- スノーボール はアメリカ発祥で、くるみやピーカンナッツを使った サクサク&軽い 食感。
レシピの配合や仕上げの粉砂糖の使い方にも違いがありましたね。
「しっとり派」ならブールドネージュ、「サクサク派」ならスノーボール がおすすめ!



違いを知ると、それぞれのお菓子の魅力がより深まりますね。ぜひ、自分の好みの味を見つけてください!