家族旅行|職場の教養
家族旅行
Mさん夫婦には三歳になる息子がいます。
先日、家族旅行で栃木県の日光へ行き、日光東照宮いろは坂、華厳(けごん)の滝などをまわりました。
華厳の滝を見学後、食事処で昼食をとりました。
息子のフライドポテトを注文しようとすると、作り置きがありませんでした。
店員から「今から揚げます」と言われると、妻は明るく「ポテトが揚がるまでここで待ちます」と返答しました。
待たされて嫌な顔をしない妻に感心していると、妻は店員に何やら尋ねているようでした。
テーブルに戻った妻に「何を聞いていたの」と聞くと、「店員さんから中禅寺湖のおすすめスポットを教えてもらったのよ」と話してくれました。
〈人と上手に付き合うと、思わぬ見返りがあるものだな〉とMさんは思いました。
中禅寺湖は観光客で混雑していましたが、店員から聞いた穴場スポットに着きました。
するとそこには荘厳な景色が広がっていました。
帰り道、妻も息子も「日光に来てよかった」と喜んでいました。
その隣でMさんは、人付き合いが上手な妻のおかげで良い旅になったと感謝したのでした。今日の心がけ◆人と上手に付き合いましょう
職場の教養 2025年1月号
感想例①
待ち時間を楽しみに変えちゃう奥さんのセンス、すごくステキだなぁって思いました。
私だったら、ぼーっと携帯みたり、時間がなかったらイライラしたりもしちゃいそうです。
お店の人との何気ないおしゃべりから、家族の宝物みたいな思い出が作れたの、すごく運が良かったというか、縁を感じます。
この話を読んで、思わずほっこりした気持ちになりました。
こういう前向きな考え方って、きっと普段の生活でも活かせそうだなって、自分の態度を見直すきっかけになりました。
仕事でも、ちょっとした待ち時間を、新しい発見のチャンスに変えられたら素敵ですよね。
感想例②
正直、観光地のお店なのに作り置きがないって、ちょっとビックリしちゃいました。
特に小さな子ども連れのファミリーにとって、待ち時間があるのは結構キツイと思うんです。
それに、穴場スポットの情報って、お店の人の気分次第というのも、なんだか微妙かも…。
せっかくの穴場も、みんなに教えちゃったら、もう穴場じゃなくなっちゃいそうですよね。
まぁ、この話は結果オーライだったけど、観光地としてもうちょっとお店の運営方法とか、情報の出し方とかについて考えた方がいいのかなぁと思います。
感想例③
この話を読んで、最近の「映えスポット巡り」的な観光とは違う旅の楽しみ方があるんだなって気づきました。
SNSで人気の定番スポットをバッバッと回って写真撮って終わり!じゃなくて、ちょっとした出会いから思わぬ発見があるって、なんかワクワクしますよね。
私も昔、地元のおばあちゃんに教えてもらった山道から見た景色が忘れられなくて。
きっとネットには載ってない素敵な場所って、まだまだたくさんあるんだろうなって思います。
そう考えると、旅行って「効率よく観光地を制覇する」んじゃなくて、その土地の人との出会いを楽しむのも素敵だなって思いました。