前向きな目標|職場の教養
前向きな目標
Aさんは最近、息子を注意する時に、つい感情的になることが増えていました。
そこで、怒らないようにしばらく心がけていましたが、息子の態度が良くない時には、つい怒ってしまいます。
そうした状況をAさんは友人に話しました。
すると、「『○○しない』ではなく、「○○する」という目標の立て方をしてみたら」と提案されたのです。
そこでAさんは、「良い部分に目を向ける」「積極的に褒める」など、ポジティブな目標を立て、それを意識しながら生活しました。
Aさんは「以前は『怒らない』ようにと自分を律していましたが、最近は息子の良い部分を見つけるという姿勢で息子と過ごせるようになり、楽しくなってきました」と語ります。
私たちは、意識づけによって感じ方や行動が変わることがあります。
目標を立てる時には、「○○しない」ではなく「○○する」という思考にすることで、前向きな気持ちで生活したいものです。今日の心がけ◆建設的な言葉を使いましょう
職場の教養 2025年1月号
感想例①
私も子育ての中で、ついつい子どもの良くない部分に目が行ってしまうことがあるので、とても身近な話として響きました。
「○○しない」から「○○する」という発想の転換は、シンプルながら実践的で素晴らしいアドバイスだと思います。
この考え方は、子育てだけでなく、仕事や自己啓発など、様々な場面で活用できそうだと感じました。
「良い部分を見つける」という目標は、子育てだけでなく、同僚との関係性も良くなりそうで、実践してみたくなりました。
毎日の生活の中で、小さな発見や喜びが増えそうですし、それによって自分自身も前向きになれそうです。
自分に余裕がないと、ついダメなところに目が行ってしまうので、気を付けたいと思います。
感想例②
現実的にはつい感情的になってしまう場面も多々あるのではないでしょうか。
ポジティブな目標を立てても、余裕がないとそれを継続することは難しいと思います。
また、常に良い部分を見つけようとすることで、必要な叱責の機会を逃してしまう可能性も考えられます。
子どもの年齢や性格によっても、この方法が通用しない場合もあるでしょう。
特に、うちのような思春期の子どもへの対応など、より複雑な状況での具体的なアドバイスも欲しかったですね。
また、両親での意見の違いがある場合の対処法についても、触れてほしかったと感じました。
感想例③
これを読んで、ペットのしつけにも通じるものがあるなと思いました。
犬や猫のしつけでも、叱るのではなく望ましい行動を褒めることで、より効果的に学習するそうです。
そう考えると、人間も動物も、ポジティブな働きかけで成長できる存在なのかもしれません。
実は私の料理の腕前も、「失敗しないように」ではなく「美味しく作りたい」という気持ちで臨むようになってから上達した気がします。
「こうしてはいけない」というルールでは、つい逆を行きたくなってしまったりもしますよね。
「こうしたい」というポジティブな欲求に導かれて進化できるように、心がけていきたいと思いました。