職場の教養|日記を活かす
日記による一日の振り返りは、自己成長の糧となり、励みにもなるものです。
日記をつけることを習慣にしている人も多いでしょう。
最近では、日記帳や手帳などの紙媒体以外に、スマートフォンのアプリを活用したり、ブログやSNSに投稿したりするスタイルも増えています。
その内容は、業務日報のように簡潔なものから、その日の出来事の詳細や喜怒哀楽を記すものまで、多岐にわたります。
書くという行為は、漠然とした事柄を記録する効果があります。
その日に感じた喜びや悲しみを日記に記すことで、自分に向き合い、考えや気持ちの整理をつけられます。
これにより自身の課題を発見することもできるでしょう。
一日を振り返って自分と対話し、充実した区切りをつけることで、明日への活力も生まれます。
日記は明るい心を保つ上で有益なのです。
日記の習慣は、一貫して物事をやり通す力にもつながります。
新しい年を迎えた今月から、日記にチャレンジするのも良いでしょう。
今日の心がけ◆一日を振り返りましょう
職場の教養 2025年1月号
感想例①
私も日記を書いていますが、本当に心の整理に役立っています。
特に仕事で悩んだ時に、その日の出来事を書き出すだけで気持ちが楽になりますね。
会議でうまくいかなかったことも、文字にすることで冷静に分析できるようになります。
スマートフォンのアプリを使うと、通勤中や寝る前にサッと書けて便利です。
写真も一緒に保存できるので、楽しかった思い出も鮮明に残せます。
天気や体調の変化なども記録しておくと、後から振り返る時に役立つことが多いです。
継続は力なりという言葉の通り、毎日の小さな記録が、大きな自己成長につながると実感しています。
感想例②
毎日書くことを目標にすると、かえってストレスになる場合もありますよね。
「今日は何も書くことがない」と焦ってしまうこともあります。
SNSに投稿する形式だと、他人の目を意識しすぎて、本音を書けなくなることも。
アプリの通知が頻繁に来て、わずらわしく感じることもあります。
むしろ日記を書くことで、その日の嫌な出来事を思い出して落ち込んでしまうこともあるでしょう。
せっかく忘れかけていた失敗や後悔を、また蒸し返してしまうリスクもあります。
感想例③
私の祖父は50年以上、毎日欠かさず日記を書いていたそうです。
今では、その日記が家族の貴重な歴史資料になっています。
当時の物価や、なくなった街の様子など、タイムカプセルのような魅力がありますね。
祖父の若かりし頃の夢や悩みを知ると、不思議と親近感が湧いてきます。
もしかしたら、100年後の人々が今の私たちのSNSを見て、同じように懐かしむのかも。
その頃には、AIが自動で日記を書いてくれる時代になっているかもしれませんね。
日記は、未来への手紙と言えるかもしれません。