千葉・木更津市から逃走したとされていたドーベルマン2匹の捜索が続いていたが、千葉県警は、このドーベルマン2匹を盗んだ疑いで女2人を逮捕した。
岡島愛容疑者(29)と高橋里衣容疑者(29)は5月8日、木更津市の79歳の男性の敷地内に侵入し、飼っていたドーベルマンの親犬と子犬2匹を盗んだ疑いが持たれている。
ドーベルマンをめぐっては、4月に3匹が逃走していて、5月にも飼い主から「ドーベルマンが8日からいなくなっている」と届け出があり、警察が捜索していた。
警察は、盗難も視野に捜査を進めていたが、周辺の聞き込みや防犯カメラの解析などから岡島容疑者らが浮上したという。
また、ドーベルマン2匹は19日午前、埼玉県の越谷市と草加市でそれぞれ保護されたという。
https://www.fnn.jp/articles/-/362385
また、この2人と共謀した疑いで、自営業の佐藤徳寿容疑者(51)も逮捕されました。
この記事では、容疑者がなぜドーベルマンを盗んだのか、考察していきます。
ドーベルマンを守りたかったから?
岡島容疑者は、4月に逃走したドーベルマン達を4月23日に発見し、保護しています。
そのうち1匹を保護犬として迎え入れています。
その後、飼い主のサポートに入り、劣悪な環境で飼育されている上に虐待の可能性があることを訴えていました。
(ちなみに「一緒に餌を買いに行こう」と飼い主に提案し、飼い主を木更津市内のホームセンターに連れ出した間にドーベルマンを連れ去ったようです)
こうした点から、ドーベルマンを守るために盗んだのではないかと言う声が多く、擁護する意見も多く見られます。
やり過ぎたかもしれないが、気持ちはわかるという主旨の意見が多いですね。
しかし飼い主はYouTuberの取材に対し、岡島容疑者に盗まれたのではないかと主張していました。
今見ると飼い主はすべて把握していたことがわかりますね。
ところが岡島容疑者はTwitterでそれを笑い飛ばしていました。
さらにドーベルマンの件をエサにしてインスタライブの宣伝もしています。
岡島容疑者はインスタで犬のアクセサリーを販売していますが、逮捕直前に出店の予定をストーリーにも上げていました。
こうした流れを見ると、純粋に保護するためではなく、他意があったようにも思えてきます。
ドーベルマンを売ってお金にするため?
逮捕された容疑者は全員、「一般社団法人 アニマルグリーンアップル」に所属しています。
後から代表の佐藤徳寿容疑者も逮捕されたことから、計画的な犯罪である可能性も浮上しています。
組織ぐるみでドーベルマンの繁殖や悪徳ブリーダーへの販売を目論んでいたのではないかという意見も多いです。
ドーベルマンを救ったヒーローになりたかった?
4月23日に一度、ドーベルマンを保護したことで、容疑者は一躍注目を浴びます。
このときに賞賛を受けたことで、正義感が間違った方向に向いてしまったのかもしれません。
あるいは、もともと人を欺くことに罪悪感を抱かないタイプで、歪んだ正義感を振りかざすタイプなのかもしれません...人格障害(パーソナリティ障害)である可能性も考えられます。
演技性パーソナリティ障害の基本的特徴は、広い範囲の対人関係において、過度に注意を引こうとする行動です。無意識のうちに、他人との関係で役柄(例:犠牲者やお姫様)を決め、それを演じてしまうことがあります。話題の中心になっていなければ気が済まず、泣いたり、周囲を非難したりすることがあります。何か作り話をしたり、騒動を起こしたりして注目を浴びようとするかもしれません。
https://www.e-heartclinic.com/kokoro-info/special/personality_5.html
まとめ
正義感やドーベルマンへの愛があったとしても、結果的に犯罪になってしまったのは残念でなりません。
また、人間の心の複雑さを感じさせられる事件でもあります。
罪を償い、復帰することを願ってやみません。